⚠️ 詐欺被害は2025年に約3,257億円(警察庁)。一人で悩まず確認を。

本記事はアフィリエイト広告(PR)を含みます。掲載しているサービスの情報は2026年9月4日時点で各社の公式サイトおよびAV-TESTの公表値から確認したものです。最新の内容は各公式サイトをご確認ください。

セキュリティソフト3社を、第三者機関の点数で並べる

比較記事を3本読んで、3本とも1位が違ったところで手が止まった——そういう読み方をしたことがあるなら、原因は読み方の側にはありません。独立系の試験機関が公開している点数を見ると、主要な製品はほとんど並んでいます。この記事は、その点数をそのまま並べたうえで、点数以外のどこで差がつくのかだけを扱います。おすすめは書きません。

3社とも、認証の水準を大きく上回っている

すでに支払ってしまった方へ

お金を振り込んでしまった、または個人情報を送ってしまった場合は、この記事より先に 詐欺被害にあったときの対処法 と、消費者ホットライン 188 への連絡を優先してください。この記事は、まだ被害に遭っていない段階の備えについて書いています。

独立系の試験機関AV-TESTがWindows 11向けに公開している試験では、認証を得る水準は18点満点中10点です。この記事で扱う3製品は、2026年6月のラウンドで17点・18点・18点でした。3社とも、認証の水準を大きく上回っています。

つまり「どれを選んでも守れるように見える」というのは、気のせいではありません。カタログを読み比べても決め手が出てこないのは、決め手になるほどの差が防御の点数には出ていないからです。

AV-TESTの採点は、Protection(防御)・Performance(動作への影響)・Usability(誤検知の少なさ)の3項目で、各6点、合計18点満点です。10点以上で認証、17.5点以上で「TOP PRODUCT」の表示が付きます。防御だけでなく、動作の重さと誤検知も点数になっている点が、この試験を使う理由です。

この記事は、その点数を隠さずに並べたうえで、点数の外側にある3つの条件——守る端末の台数、契約の期間、買う前に試せるかどうか——で選び分けます。

期限が切れたまま置いてある端末が、いちばん薄い

点数の話より先に、確認しておくことがあります。パソコンに以前入れたソフトの有効期限が切れていないか、という点です。

期限が切れたソフトは、画面上はアイコンが残り、常駐しているように見えます。ただし定義ファイルの更新は止まっているため、実際の保護は入れていない状態に近づきます。「入れたつもり」がいちばん薄い状態になるのは、この期間です。

もう1つ、機能の差として書けることがあります。詐欺サイトへのアクセスをブロックする機能は、有償の総合セキュリティソフトが自社の機能一覧に明記しているもので、Windowsに最初から入っている機能の一覧には同じ名前では出てきません。ブラウザ側の警告機能とは別に、ソフト側でも判定する層が増える、という理解が正確です。

ここで注意したいのは、どのソフトを入れても「これで詐欺に遭わない」とは言えないということです。判定は自動化された仕組みで、新しく作られた偽サイトが判定に載るまでには時間差があります。ソフトは層を1つ増やすもので、見分ける作業を代わってくれるものではありません。

そして、情報を送信してしまった後には取り消しの手段がありません。手口の側を先に知っておきたい方は フィッシング詐欺・偽メールの見分け方 と サポート詐欺の手口と対処法 を読んでから戻ってきてください。

選択肢は4つある — 標準機能を外さずに並べる

比較の前提として、Windowsに最初から入っているMicrosoft Defenderを選択肢から外しません。追加費用がかからないうえ、AV-TESTの点数も有償製品と並んでいるからです。

AV-TESTの点数(3ラウンド)

製品(AV-TESTの表記)2026年2月2026年4月2026年6月
Norton 3606 / 6 / 6(18)6 / 6 / 6(18)6 / 6 / 6(18)
ESET Security Ultimate6 / 5.5 / 6(17.5)6 / 5.5 / 6(17.5)6 / 6 / 6(18)
Trend Micro Internet Security4.5 / 6 / 6(16.5)掲載なし5 / 6 / 6(17)
Microsoft Defender Antivirus (Consumer)6 / 6 / 6(18)6 / 6 / 6(18)6 / 5.5 / 6(17.5)

数値は Protection / Performance / Usability の順、括弧内は合計。出典:AV-TEST「Test antivirus software for Windows 11」home users(2026年2月・4月・6月のラウンド)。

試験対象の製品名は、AV-TESTの公表どおりに書いています。「ESET Security Ultimate」「Trend Micro Internet Security」が、国内で販売されている「ESET HOME セキュリティ」「ウイルスバスター クラウド」と同一の製品であるとは、AV-TESTの公表資料からは確認できません。「Norton 360」は国内でも同じ製品名です。

読み取れることは3つあります。1つ目、Trend Micro の防御の点数は、3社のなかで低い側にあります(2026年2月4.5点、6月5点)。2つ目、Microsoft Defenderは有償製品と同水準の点数を出しています。3つ目、動作への影響と誤検知の少なさは、4製品ともほぼ満点です。

国内で販売されている製品の条件

 Microsoft Defenderノートン 360 デラックスESET HOME セキュリティ エッセンシャルウイルスバスター クラウド
台数使用中のWindows3台1台/3台/5台3台
対応OSWindowsWindows・Mac・スマートフォン・タブレットWindows・macOS・Android(iOS非対応)Windows・Mac・Chromebook・Android・iOS
詐欺サイト対策記載なし詐欺対策(公式表記)フィッシング対策・決済保護・セキュア検索ネット詐欺対策
VPN—含む含まない(上位モデルに搭載)製品ページに記載なし
保護者機能—含むペアレンタルコントロール保護者による使用制限
価格(税込)追加費用なし3台1年 7,680円/3台3年 14,480円5台3年 12,500円3台1年 7,480円/3台3年 17,930円

出典:ノートン公式製品ページ(jp.norton.com/products/norton-360-deluxe)、キヤノン ESET ラインアップ(personal.canon.jp/product/app/eset/lineup)、ESETオンラインショップ(eset-onlineshop.canon-its.co.jp)、トレンドマイクロ公式製品ページ(trendmicro.com/ja_jp/forHome/products/vb.html)。いずれも2026年9月4日に確認。ノートンの金額は「最初の1年間」「最初の3年間」として公式に表示されているものです。

3つに分かれる — 自分がどれかを決める

点数で差がつかない以上、決めるのは自分の側の条件です。上の表を使うと、答えは3つに分かれます。「総合的にこれが一番」という書き方をしないのは、そう書けるだけの差が点数に出ていないからです。

3つ目が当てはまる方は、そこから読んでください。買い切りの製品を選ぶときに残る「合わなかったらどうするか」という迷いに、体験版が直接答えます。

どれにも当てはまらない場合は、このどれも要らない人に進んでください。追加費用をかけない選択もこの記事の選択肢に入っています。

買ったあと、どうやって使い始めるのか

比較の話はここまでです。ここからは、決めたあとに実際に起きることを順に書きます。選べない理由の半分は、買った後の手順が見えないことにあります。

1. 費用が発生するのは、注文を確定した時点だけ

機能を比べる、料金表を見る、動作環境を確認する——ここまでの段階で費用は発生しません。支払いが確定するのは、購入手続きを最後まで進めて注文を確定したときです。途中で画面を閉じても、何も残りません。

2. 購入すると、ライセンスキーが発行される

ダウンロード版を購入すると、製品を有効にするためのライセンスキー(シリアル番号)が発行されます。守る端末それぞれにソフトを入れ、同じキーを入力していく形が一般的です。台数の上限は製品ごとに決まっていて、上の表の「台数」の欄がそれに当たります。

3. 先に、いま入っているソフトを外す

常駐して監視するソフトを2本同時に動かすと、互いの動作を検出し合って不具合が出ることがあります。新しいソフトを入れる前に、いま入っているソフトをアンインストールしてください。期限が切れて放置しているものも同じです。Windowsであれば「設定 → アプリ → インストールされているアプリ」の一覧に、心当たりのある名前が残っていないかを確認します。

4. 購入先が指定されている製品がある

製品によっては、当サイトのリンクを経由した申し込みが記録されるのは特定の販売経路に限られます。ESET HOME セキュリティはキヤノンITSオンラインストア、ウイルスバスターはトレンドマイクロ・オンラインショップです。家電量販店やアプリストアで購入した場合、当サイト経由の記録は残りません。読者が損をする話ではありませんが、記事の立場を隠さないために書いておきます。詳しい条件はそれぞれの個別記事にまとめています。

5. 更新のときの価格は、初回と同じとは限らない

ノートンは、公式の製品ページで金額に「最初の1年間」「最初の3年間」という条件を明記しています。次年度以降の金額は別に案内されます。1年後に驚かないために、購入前にこの条件が付いているかどうかを見ておいてください。

6. 買ったあとに届くのは、箱ではなくキーであることが多い

3社とも、公式サイトの購入ボタンは「ダウンロード」と表示された製品が中心です。ダウンロード版を選んだ場合、届くのは物ではなくライセンスキーと導入手順です。家に何かが送られてくるのを待つ工程がないので、注文したその日に導入まで進みます。逆に言えば、家族に相談してから入れる予定なら、注文の前に相談を済ませておいたほうが順番として自然です。

7. 1年後・3年後の更新は、それぞれ別の窓口で扱われる

契約期間が終わったあとの手続きは、3社とも公式サイトに専用の入口があります。ノートンは金額の表示自体に「最初の1年間」「最初の3年間」という条件が付いており、更新時の金額は別に案内されます。ESET HOME セキュリティは製品サイトに「有効期限の延長(次年度更新)手続き」というページが、ウイルスバスターは「契約更新」というページが用意されています。いずれの場合も、更新は当サイトの案内する新規購入とは別の手続きになります。ここを知らないまま期限を迎えると、保護が止まったことに気づかない期間ができます。

8. 決めきれないなら、決めなくてよい

いま決める必要はありません。この記事で扱った3製品は、いずれも来月も再来月も販売されています。今日できるのは「守るべき端末を数えること」と「期限切れのソフトが残っていないか見ること」の2つだけで、どちらも費用がかかりません。その2つが済んでから戻ってきても遅くありません。

このどれも要らない人

有償ソフトを足しても意味が薄い条件があります。ここを書かないと、この記事は比較ではなく広告になります。

 内容
向いている人家族と端末を共有している/ネットで買い物や送金をする/メールやSMSのリンクを開く機会がある/WindowsとMacとスマートフォンが混在している/保護者機能やVPNもまとめたい
向かない人端末が1台だけで、ネットでの買い物も送金もしない/メールもSMSも使わない/Windows以外の端末を持っていない/Microsoft Defenderの有効・無効を自分で確認・管理できている

「向かない人」に当てはまった場合の行き先は、追加購入ではなく確認作業です。Windowsの「設定 → プライバシーとセキュリティ → Windows セキュリティ」を開き、ウイルスと脅威の防止が有効になっているか、リアルタイム保護がオンかを見てください。ここが有効であれば、上の表のいちばん左の列の状態です。

あわせて、詐欺被害を防ぐチェックリスト で、ソフト以外の対策(多要素認証、SMSのリンクを開かない運用)を確認しておくと、追加費用をかけずに層を増やせます。

価格を同じ土俵に置き直す

台数も期間も違うので、金額のままでは比べられません。「1台を1年守るのにいくらか」に割り直します。

製品公式価格(税込)1台1年あたり
ノートン 360 デラックス 3台1年7,680円(最初の1年間)2,560円
ノートン 360 デラックス 3台3年14,480円(最初の3年間)約1,609円
ESET HOME セキュリティ エッセンシャル 5台3年12,500円約833円
ウイルスバスター クラウド 3台1年7,480円約2,493円
ウイルスバスター クラウド 3台3年17,930円約1,992円

ESETの公式ストアは、この割り算を自社サイトに掲載しています。「12,500円 ÷ 36か月 ÷ 5台=70円」で1台あたり月70円(税込)という表示です。計算式ごと出ているので、自分の台数に置き換えて計算し直せます。

ただし、金額だけで並べないでください。ESET HOME セキュリティ エッセンシャルはVPNを含まず、iOSに対応しません。ノートン 360 デラックスはVPNと25GBのクラウドバックアップを含みます。ウイルスバスター クラウドはiOSを含む5つのOSに対応します。安い順と、必要な機能が揃う順は一致しません。

当サイトの立場

当サイトは、この記事に掲載しているリンク経由で申し込みがあった場合に、広告主から報酬を受け取ります。そのうえで「Microsoft Defenderで足りる場合がある」と書いているのは、当てはまらない読者に買わせても、双方にとって意味がないからです。順位付けをしていないのも同じ理由で、3社の防御の点数に順位を付けられるだけの差が出ていません。

次にすること

いま守るべき端末を数えてください。自分のパソコン、自分のスマートフォン、家族のスマートフォン、離れて暮らす親のパソコン。この合計が3台以内か、4台以上かで、選ぶ製品が変わります。台数を数えてから、上の3つのリンクのうち自分に当てはまるものを開いてください。

もう1つ、数えるときに一緒に見ておくことがあります。その中にiPhoneやiPadが含まれるかどうかです。対応OSの欄が製品ごとに違うので、ここで候補が絞れます。

ソフトの守備範囲の外にある詐欺

ここまで扱ってきたのは、パソコンやスマートフォンの画面の中で起きる手口です。玄関に来る訪問販売、固定電話にかかってくる不審な電話、「屋根が壊れている」と言って上がり込む点検商法は、どのソフトを入れても検出されません。離れて暮らす親のことが気になって台数を数えた方は、そちらも合わせて見ておいてください。

参考・出典

  • AV-TEST「Test antivirus software for Windows 11」home users(2026年2月・4月・6月のラウンド。av-test.org)
  • ノートン 360 デラックス 製品ページ(jp.norton.com/products/norton-360-deluxe・2026年9月4日確認)
  • キヤノン「ESET HOME セキュリティ ラインアップ」(personal.canon.jp/product/app/eset/lineup・2026年9月4日確認)
  • ESETオンラインショップ(eset-onlineshop.canon-its.co.jp・2026年9月4日確認)
  • トレンドマイクロ「ウイルスバスター クラウド」製品ページ(trendmicro.com/ja_jp/forHome/products/vb.html・2026年9月4日確認)

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