本記事はアフィリエイト広告(PR)を含みます。掲載しているサービスの情報は2026年9月4日時点で各社の公式サイトおよびAV-TESTの公表値から確認したものです。最新の内容は各公式サイトをご確認ください。
家族の端末をまとめて守るとき、台数と期間で費用はどこまで下がるか
1本いくら、で価格を見ているうちは決まりません。守るべき端末は数えると想定より多く、そこに1本分の予算を当てても足りないからです。この記事は、台数と契約期間の組み合わせを1台1年あたりの金額に割り直したうえで、モデルの差が「対応OS」と「上位機能」の2点に集約されることを示します。
守るべき端末は、数えると想定より多い
すでに支払ってしまった方へ
お金を振り込んでしまった、または個人情報を送ってしまった場合は、この記事より先に 詐欺被害にあったときの対処法 と、消費者ホットライン 188 への連絡を優先してください。この記事は、まだ被害に遭っていない段階の備えについて書いています。
守るべき端末を数えてみてください。自分のパソコンが1台、スマートフォンが1台、家族のスマートフォンが2台、離れて暮らす親のパソコンが1台。これで5台です。セキュリティソフトの価格を「1本いくら」で見ているかぎり、この5台には届きません。
独立系の試験機関AV-TESTがWindows 11向けに公開している試験では、主要な製品が18点満点中17〜18点で並んでいます。2026年6月のラウンドでは、この記事で扱うメーカーの製品(AV-TESTの表記は「ESET Security Ultimate」)が18点満点でした。防御の点数では、各社に大きな差が出ていません。
差が出るのは、何台を、何年ぶん、いくらで守れるかのほうです。そしてここは、カタログを見比べても分かりにくくなっています。モデルが3つ、台数が3通り、期間が2通りあり、掛け合わせると18通りになるからです。
決められないのは、比べ方が悪いからではありません。18通りを1つずつ検討しようとしているからです。実際に効いてくる分岐は、後で見るとおり2つしかありません。
足りない1台が、そのまま残る
台数の話を先にする理由があります。家族で5台使っていて3台分しか契約していない場合、入っていない2台はそのまま残り続けます。入れた3台の保護が、入れていない端末に及ぶことはありません。
同じことが、期限切れの端末にも起こります。有効期限が切れたソフトは画面にアイコンが残り、常駐しているように見えますが、定義ファイルの更新は止まります。「入れたつもり」の端末が、いちばん薄い状態です。
ここで「必ず被害に遭う」とは書きません。書けるのは、フィッシングは1回入力すれば成立するという性質と、送信した情報は取り消せないという性質の2つだけです。回数を重ねて見破っていても、成立に必要なのは1回です。
手口の側は フィッシング詐欺・偽メールの見分け方 と 偽ショッピングサイトの見分け方 にまとめています。ソフトは、それを見分ける作業の代わりではなく、判定する層を1つ増やすものです。
3社を同じ表に並べる
この記事の主題は1つの製品ですが、比較の表からその製品だけを抜き出すことはしません。並べたうえで、どの条件のときに答えが変わるかを書きます。
| ノートン 360 デラックス | ESET HOME セキュリティ エッセンシャル | ウイルスバスター クラウド | |
|---|---|---|---|
| 最大台数 | 3台 | 5台(1台/3台/5台から選択) | 3台 |
| 契約期間 | 1年/3年 | 1年/3年(月額もあり) | 1年/3年 |
| 対応OS | Windows・Mac・スマートフォン・タブレット | Windows・macOS・Android(iOS非対応) | Windows・Mac・Chromebook・Android・iOS |
| 公式価格(税込) | 3台1年 7,680円(最初の1年間) | 5台3年 12,500円 | 3台1年 7,480円 |
| 1台1年あたり | 2,560円 | 約833円 | 約2,493円 |
| AV-TEST 2026年6月 | 18点(Norton 360) | 18点(ESET Security Ultimate) | 17点(Trend Micro Internet Security) |
AV-TESTの列は同機関の公表どおりの製品名で記載しています。「ESET Security Ultimate」「Trend Micro Internet Security」が国内販売の製品と同一であるとは、AV-TESTの公表資料からは確認できません。3ラウンド分の点数は セキュリティソフト3社比較 に載せています。
1台1年あたりの金額だけを見て決めないでください。いちばん安い列はiOSに対応せず、VPNも含みません。iPhoneやiPadを守る必要があるなら、この列は候補から外れます。金額の差は、機能と対応OSの差でもあります。
この製品が答えになるのは、どの場合か
上の表で条件が分かれます。この製品が答えになるのは、次の3つが同時に当てはまるときだけです。
- 守る端末が4台以上ある(3台までなら、他社の3台向けと1台あたりの費用が近づきます)
- 3年でまとめて契約してよい(1年ごとに見直したい場合、1台あたりの費用は下がりません)
- 守る端末がWindows・Mac・Androidの組み合わせで、iPhone・iPadを含まない
3つ目が最も見落とされます。最も安いモデル(エッセンシャル)はiOSに対応していません。家族のiPhoneを含めて数えていた場合、同じモデルでは足りず、iOSに対応する上位モデルに変わります。
当てはまらない場合の行き先も書いておきます。守る端末が3台までで、VPNやバックアップも1本にまとめたいなら ノートン360の記事 へ。買う前に自分のパソコンで動かして確かめたいなら ウイルスバスタークラウドの記事 へ進んでください。
買ったあと、5台にどうやって入れるのか
ここからが本題です。選べない理由の多くは、モデルの差ではなく、買った後の手順が見えないことにあります。順に書きます。
1. 3モデルの位置づけは「対応OS」と「上位機能」で分かれる
公式のラインアップ表では、3モデルが次のように整理されています。
| エッセンシャル(シンプル) | プレミアム(スタンダード) | アルティメット(最上位) | |
|---|---|---|---|
| 台数 | 1台/3台/5台 | 1台/3台/5台 | 5台 |
| 期間 | 1年/3年 | 1年/3年 | 1年/3年 |
| 対応OS | Windows・macOS・Android | + iOS | + iOS |
| VPN | — | 3台まで | 10台まで |
| クラウドサンドボックス/フォルダーガード/セキュアデータ | — | あり | あり |
| ランサムウェア暗号化復旧/個人情報漏えい監視/メタデータクリーンアップ | — | — | あり |
出典:キヤノン「ESET HOME セキュリティ ラインアップ」(personal.canon.jp/product/app/eset/lineup・2026年9月4日確認)。VPNは購入台数にかかわらず記載の台数まで利用できると注記されています。OSごとに未対応の機能があり、特にiOSには未対応の機能が多数あるとも明記されています。この記事では月額プランは扱いません。
2. 詐欺対策の機能は、いちばん安いモデルにも入っている
上の表で「—」が並ぶのは上位機能の欄で、詐欺に関わる機能はそうではありません。フィッシング対策(ネット詐欺対策)、決済保護、セキュア検索、迷惑メール対策、Webカメラ保護、マイク保護、通話フィルター(Android用の発信・着信ブロック)は、3モデルすべてに搭載されています。詐欺対策のために上位モデルを選ぶ必要はない、というのが公式のラインアップ表から読み取れることです。
3. 購入すると、ライセンスキーが発行される
購入後に製品を有効化するためのライセンスキーが発行され、それを各端末に入力していきます。5台の契約なら、5台に同じライセンスで入れられます。離れて暮らす親のパソコンも、同じ契約の1台として数えられます。冒頭で数えた5台目は、ここに入ります。
4. 先に、いま入っているソフトを外す
常駐して監視するソフトを2本同時に動かすと、互いを検出し合って不具合が出ることがあります。新しく入れる前に、いま入っているソフトをアンインストールしてください。期限が切れて放置しているものも同じです。Windowsなら「設定 → アプリ → インストールされているアプリ」の一覧で確認できます。
5. 費用が発生するのは、注文を確定した時点だけ
ラインアップ表を見る、動作環境を確認する、価格を計算し直す——ここまでで費用は発生しません。支払いが確定するのは、購入手続きを最後まで進めたときです。途中で画面を閉じても、請求は起きません。
6. 購入先はキヤノンITSオンラインストアに限られる
当サイトのリンクを経由した申し込みとして記録されるのは、キヤノンITSオンラインストアでの購入だけです。家電量販店やその他の通販サイトで購入した場合、当サイト経由の記録は残りません。読者の側に不利益はありませんが、記事の立場を隠さないために書いておきます。
7. 「まず試してから決めたい」場合の行き先
この記事では、購入前に試す手順を案内していません。当サイトが案内できるのは新規に製品を購入する経路で、試用から購入に至る経路はこの記事の対象外だからです。買う前に自分のパソコンで動かして確かめたい場合は、その手順を最初から案内できる ウイルスバスタークラウドの記事 に進んでください。読者にとっても、そちらのほうが順番が合っています。
8. いま決める必要はない
今日できるのは、守る端末を数えることと、その中にiPhone・iPadが含まれるかを確認することの2つです。どちらも費用がかかりません。この2つが決まってから戻ってきても、選ぶ作業は5分で終わります。
向いている人・向かない人
下の表は、広告主が公開している成果条件・否認条件と、公式のラインアップ表から作っています。
| 内容 | |
|---|---|
| 向いている人 | 家族の端末をまとめて守りたい(1台・3台・5台から選べる)/3年でまとめて契約して1台あたりの費用を下げたい/Windows・macOS・Androidを併用している/セキュリティソフトを初めて買う(対象は新規製品)/キヤノンITSオンラインストアで購入する |
| 向かない人 | すでにこの製品を使っていて更新したい(更新製品は対象外)/月額プランで契約したい(月額製品は対象外)/iPhone・iPadを守りたいのに最も安いモデルを選ぼうとしている(iOS非対応)/家電量販店やその他の通販サイトで買いたい/まず試してから決めたい |
「向かない人」に当てはまった場合の行き先を書いておきます。更新の手続きは、キヤノンの製品サイトに「有効期限の延長(次年度更新)手続き」というページが用意されています。月額で契約したい場合と、家電量販店で買いたい場合は、そのまま各販売経路で購入して問題ありません(当サイト経由の記録が残らないだけです)。iPhone・iPadを含む場合は、上のラインアップ表でiOSに対応するモデルを選んでください。試してから決めたい場合は ウイルスバスタークラウドの記事 です。
1台あたり月70円という計算の中身
公式のオンラインショップは、金額をそのまま出すのではなく、割り算の式ごと掲載しています。
公式ストアに掲載されている計算式
12,500円 ÷ 36か月 ÷ 5台=70円(1台当たりのコスト 70円/月・税込。エッセンシャル5台3年の通常価格より算出)
式が出ているので、自分の条件に置き換えられます。5台ではなく3台で使うなら、12,500円 ÷ 36か月 ÷ 3台で1台あたり月約116円。年に直すと約1,389円です。台数を減らすほど1台あたりは上がるので、余っている枠がある場合は、家族の端末や離れて暮らす親のパソコンを入れたほうが単価は下がります。
Androidだけを守りたい場合は、Android専用の製品が1台1年3,300円で別に用意されています。1台だけなら、こちらのほうが総額は小さくなります。
当サイトの立場
当サイトは、この記事に掲載しているリンク経由で購入があった場合に、広告主から報酬を受け取ります。そのうえで「1台だけならAndroid専用版のほうが安い」「試してから決めたいなら他社の記事へ」と書いているのは、条件に合わない読者に買ってもらっても、双方にとって意味がないからです。「これが一番」と書いていないのも同じ理由で、防御の点数に順位を付けられるだけの差が出ていません。
次にすること
守る端末を紙に書き出して、台数を確定させてください。そのうちiPhone・iPadが含まれるかどうかが、モデルを分ける最初の条件です。含まれないなら最も安いモデルで足り、含まれるなら上位モデルが必要になります。台数とiOSの有無、この2つが決まれば、選ぶ作業は終わります。
書き出すときは、自分の端末だけでなく、同居していない家族の端末も1行に入れてください。同じライセンスで守れる範囲に入ります。
参考・出典
- キヤノン「ESET HOME セキュリティ ラインアップ」(personal.canon.jp/product/app/eset/lineup・2026年9月4日確認)
- ESETオンラインショップ(eset-onlineshop.canon-its.co.jp・2026年9月4日確認)
- AV-TEST「Test antivirus software for Windows 11」home users 2026年6月ラウンド(av-test.org)
- ノートン 360 デラックス 製品ページ(jp.norton.com/products/norton-360-deluxe・2026年9月4日確認)
- トレンドマイクロ「ウイルスバスター クラウド」製品ページ(trendmicro.com/ja_jp/forHome/products/vb.html・2026年9月4日確認)